生後10ヶ月の状況

気づいたら「10ヶ月」1歳まであと2ヶ月足らずです。本当にあっという間ですね。

パパっと育児@赤ちゃん手帳データからわかる
生後10ヶ月赤ちゃんの
特徴7つ

  1. 何かを支えにしてしっかり立てるようになる
  2. たっちが出来るようになる
  3. 伝い歩きが出来る子が増える
  4. 段差があってもハイハイで越えたり階段も登ったりするようになる
  5. よちよち歩き出す子もいる
  6. 「マーマー、ダーダー」などママやパパを呼ぶような言葉を口にする
  7. ダメと言われるとやめたり、拍手をして喜んだり表情も意識も豊かになる

生後10ヶ月の赤ちゃんは「動き回ります!

赤ちゃんも生後10ヶ月を過ぎると、本当に活発になってきますね。
ついこの間、ようやく寝返りが出来たと思ったら、いつの間にハイハイをはじめ、やがてつかまり立ちををします。

パパっと育児@赤ちゃん手帳のデータを見て下さい。
9ヶ月から1歳未満の間に、伝い歩きやたっちができる子が増えていますが、なんと一気に50%程度の子があんよもできるようになるようです。

伝い歩き
たっち
あんよ

この時期は、赤ちゃんから幼児期に向けて、グンと成長が見られます。それだけに、個人差も激しく、10ヶ月で〝はいはい〟が出来ない、という赤ちゃんだって、もちろんいますよ。

はいはいのデータを見てみましょう。
はいはいが出来るようになったのは6ヶ月以上9ヶ月未満が最も多くなっています。実際には、7ヶ月から8ヶ月あたりが一番多いかもしれません。次に9ヶ月以上1歳未満で「はいはいが出来る」赤ちゃんは20%です。のんびりペースの赤ちゃんもいますから、実は10ヶ月過ぎてから「はいはい」が出来るようになる子もけっこういるという事です。

はいはい

はいはいが出来るのより先に「つかまり立ちをした」という赤ちゃんもいるでしょう。はいはいからあんよまでは、つながっている運動能力のように思えますが、赤ちゃんがどう発育していくか、発達する道筋は必ずしも教科書通りではありません。

早い遅いの違いはあっても、身体的な能力が少しずつでも上向いているでしょうから、過剰な心配をしなくても大丈夫です。

1日のリズムをしっかり作っていきましょう

10ヶ月を過ぎたら、生活リズムをなるべく確立させていくようにしましょう
離乳食も後半に入り、1日3回になっているかもしれませんね。昼間にたっぷり遊んで、夕方早めに離乳食をすませ、夜寝る前にしっかり授乳して、ぐっすり眠れるようにしてあげましょう。お風呂の時間もなるべく毎日、一定させるとリズムがつきやすいですね。

よく「健康には生活習慣が大事」と言いますよね。
それは赤ちゃんも一緒です。昼夜逆転も、夜中に何度か起きてしまう事もあるでしょうが、基本的に「朝起きて、授乳やご飯を食べる。午前中にちょっと買い物に出かけたり、一緒にお散歩したり、公園へ行く。お昼には離乳食を食べ、お昼寝をする。ご機嫌でひとり遊びをしているならそのまま遊ばせてあげる。夕方の離乳食あるいは授乳、お風呂にいれる、ねんねの時間」。

判で押したように毎日同じ事をしなくてもいいのですが、それぞれの家庭なりにおおまかな「1日の流れ」ができるといいですね。昼間たっぷり遊んで、食べて飲んで、疲れて夜はぐっすり寝る、を目指しましょう。

パパも赤ちゃんにすっかり慣れてくるはず!

「泣くだけ」だった赤ちゃんも、いろいろな感情を持つようになり、あわせたように豊かな表情を見せるようになります。「ダメ!」と怒るとビクッとしたり、ギャーと泣いたりするでしょう。パパが「たかいたかい」をすると大きな声で笑ったり、玄関の音を聞いてパッと体勢をかえて超ハイスピードのはいはいでお迎えに出たりします。

大好きなママやパパが現れると、キャッキャと手を叩いたり、嬉しい、楽しい気持ちが動作や表情に表れます。それだけにあやすのも楽しくなるし、一緒に遊んでいても様々な反応をするので飽きませんね。遅ればせながら、この辺でようやく「赤ちゃんとふたりでも楽しく過ごせる」パパも出てくるでしょう。イクメンが増えている現代でも、実のところ「2ヶ月の赤ちゃんとふたり残されても、何をどうあやしたらいいのか・・・」と戸惑っているパパも多いんですよ。

でも、ちょっとした事でも声をあげて応えてくれるようになった赤ちゃんに、パパも遊びやすくなってきますね。ママも週末にはパパに1~2時間でも赤ちゃんをお任せして、美容院へ行くとか、ひとりでカフェでお茶を飲む、近場でショッピングを楽しむ、そんな「ママひとりの時間」を持てるようになるといいですね。

まとめ

「赤ちゃんから幼児期へ」力を蓄えている赤ちゃん

パパっと育児@赤ちゃん手帳データでわかるのは、生後10ヶ月というのは「はいはい~あんよ」へのステップ時期だという点です。寝るだけだった赤ちゃんが、寝返りをうち、おすわりをするようにもなり、そして今、幼児期に向かって少しずつ体力と能力を蓄えている所ですね。

おうちでも外でも、たくさん遊びましょう。
そして、しっかり食べて、たっぷり眠る。
これは10ヶ月の子も10歳の子も同じです。離乳食やはいはいといった「ほんの一時期しかない赤ちゃんの行動」は、「食べて、寝て、健康に育つ」子育て本来の柱に向かっていく大切な成長ステップです。