生後8か月の発達と関わり方・遊び方

生後8か月になるといよいよ自分で動ける子も出てきて行動範囲が広がってきます。生後8か月の成長と発達、関わり方について詳しくご紹介します。

身体面の発達

生後8か月になるとさらに一人で座ることが上手になります。両手が自由に使えるようになり、座ったまま一人遊びができるようになります。身体をねじる動作も上手になってくるので座った真後ろにあるものを取ることもできるようになってきます。うつ伏せに寝ているときに自分で地面をけってずり這いができるようになる子も増えてきます。また、早い場合ははいはいがスタートするお子様もいます。自分で動けるようになることでお子様の行動範囲がどんどん広がってくることでしょう。

 生後7か月を過ぎたあたりから聴力もしっかりとしてきます。耳元でおもちゃを鳴らすとその音の方へ振り返ったり、名前を呼ばれると呼ばれた方を向いたりもします。

精神面の発達

ますます人見知りをする時期となり、これに加えて自分で動けるようになってきていることから後追いが始まりだす時期です。人見知りが過度で不安と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、人見知りをするということはママやパパとの愛着がしっかりと形成されてきているという証拠。いずれおさまるので、心配しすぎずに見守っていきましょう。

自分が声を出したり音を出すことで、大人が反応するということが分かってきている時期ですので、ママやパパに注目してほしい時は大きな声を出すこともあります。

大人の真似ができるようになるためバイバイと手を振ることもできたり、音に合わせて体を動かしたりもするようになります。

生後8か月の関わり方

生後8か月頃になると生活のリズムが出来上がってきます。そのため、お子様によってはいつも昼寝をしている時間に眠そうな仕草をしたり、いつもの離乳食の時間にお腹が減ったと要求をしたりもします。このまま引き続き生活のリズムを維持していきましょう。

自分で動けたり、指でつまむという動作ができることで、誤飲をする可能性も出てきます。床に落ちているモノは気づいたら口に入れてしまうということも起こるので、お子様の移動する範囲に危険なものを落とさないように気をつけていきましょう。また、一人遊びが上手にはなってくるものの、ママやパパと遊ぶのも大好きな時期です。お子様が遊んでほしいというような仕草をしてきた時には積極的に遊びを楽しんでみてくださいね。

生後8か月の遊び方

生後8か月になると繰り返し遊ぶということが好きになります。お子様の気にいった遊びは繰り返してあげると喜ぶでしょう。また、「マンマン」「パッパッ」などのように音を繰り返す反復喃語もみられる時期です。真似をするのも好きな時期ですので、このような言葉を話しかけてみると良いでしょう。

モノを落とすということが楽しい時期ですので、穴の中にモノを落とすようなおもちゃを利用すると楽しく遊べるでしょう。また、コミュニケーション遊びも楽しい時期です。いないいないばあをしたりスキンシップが取れる遊びを取り入れてみてください。ハイハイをしたり、音に合わせて体を動かすことも楽しい時期です。ハイハイができる環境を整えたり、歌を歌うあるいは曲を流しながら親子で手や足を動かすのも良いですね。日中にたっぷり体を動かすことで、夜にぐっすり眠りやすくなるでしょう。