生後5か月の発達と関わり方・遊び方

生後5か月になりそろそろ離乳食かな…というお子様もいる頃で、日々成長を感じますね。生後5か月の発達や関わり方、遊び方について詳しくご紹介します。

身体面の発達

生後5か月になると体重の増加率は、1日の体重増加量は10~15gになります。早い子ではそろそろ歯が萌出する頃かもしれません。首や上半身がしっかりとしてくるため、腰を支えてあげることでお座りの姿勢を取れるようになる子も出てきます。ですが、まだ一人で座ることは不安定で、ソファーやクッションを使っても倒れてしまいますので必ず目の届くところに座らせましょう。また、この頃より寝返りをうち始める子もいます。

生後5か月の視力では、大きいおもちゃであればそれを認識して目でとらえて追うことができるようになり、目で追っている物を腕を使って取ろうとする様子がみられます。

また、生まれてから今までは原子反射といい、無意識に特定の筋肉などが動く現象が起こっています。例えば、驚いたときに両腕を広げるモロー反射も原始反射の一つです。しかし、生後5か月になると自分の意志で身体を動かせるようになることから多くの原子反射が消失していきます。

精神面の発達

記憶力が発達してきたことによってママとパパ、あるいは家族と他人の顔を見分けることができるようになります。そのため、早い子では生後5か月頃から人見知りが始まってきます。おじいちゃんやおばあちゃんが今まで抱っこしても大丈夫だったのに突然泣くようになってしまった、ママ以外の人が抱っこすると泣くという場合には人見知りが始まっているかもしれません。

生後5か月の関わり方

生後5か月になると、支えることでお座りが上手になっている時期ですので、日中にママが支えるなどして座る時間を増やしてあげて、周囲の様子を観察できるようにしてみましょう。今までと違う視界に、興味津々となるお子様が多いですよ。

また、寝返りをうち始める子も出てくるため、関わりの中で寝返りがスムーズにできるように練習してみるのも良いでしょう。寝返りは下肢、腰、体幹、肩、頚、頭というように部分的に順番に回転していくことで成立する動作です。お子様をうつぶせにした後に下肢をひねらせて腰の回転を促したり、寝返りできても腕が抜けずに困っていたら腕を抜いてあげたりとサポートをしてみるのも良いですね。

生後5か月の遊び方

視力がだんだんとついてきて大きさが大きめで色がしっかりしているものなら見えるようになってきます。原色のつみきやガラガラ鳴るおもちゃなどを遊びに取り入れていきましょう。おもちゃをお子様から少し遠いところにおいて手を伸ばしてもらうというのもお子様にとっては良い運動になります。また、機嫌が良いときはうつぶせにして身体をひねる運動をサポートして寝返りの練習もしてみましょう。ただし、うつぶせにするときは必ずママやパパがしっかりと見ていてあげてください。