生後4か月の発達と関わり・遊び方

お子様がいるという生活にも少しずつ慣れ始めてきた時期ではないでしょうか。生後4か月になるとどのようなことができるようになるのかについて詳しくご紹介していきます。

身体面の発達

身長や体重はこれまでどんどん増えてきていましたが、生後4か月頃になると体重の増加率が緩やかになり始めます。新生児期のように毎日のように体重増加を意識する必要はありませんが、生後3か月までは1日に20gほどの体重増加が見られていたのが、生後4か月に入ると体重増加は1日20gに満たない日も出てきます。ですが、成長曲線内で推移していれば心配はいりません。体重増加率は減ってくるものの顔や体がふっくらと丸みを帯びた体型になってきます。

生後3か月頃より、ぐらぐらして支えが必要だった首がすわり始め、生後4か月になると首すわりがほぼ完成する頃となります。首のすわりも個人差はあるものの赤ちゃんの発達において大事なステップです。この時期からできる子が少しずつ増えてくるという頃ですので、必ず健診で診察をうけましょう。

健診の前に首がすわっているかどうか気になるが分からないという場合には、機嫌がいい時に床やベッドの上でうつぶせに寝かせてみて、首を持ち上げて周りを見ようとするか、観察してみましょう。これが出来たら、首が座ってきている証です。

また、今までは手や足を曲げた姿勢でいることが多かったお子様も手や足の伸展運動ができるようになって手や足をのばすことができるようになります。手を伸ばして物を採ろうとする動きもみられるようになってきます。

精神面の発達

生後4か月くらいから徐々に人への興味が出るようになります。ママやパパなど普段からお世話をしてくれている大人のことを理解できるようになるため、ママやパパを見て微笑むようなしぐさも見せてくれる時期です。また、大人からあやしてもらうことを楽しめる時期にもなるため、大人があやしてくれることで声を出して笑うようになることも増えてきます。機嫌がいい時には声を出してお話するようなしぐさ(クーイング)も見られるようになってきます。

生後4か月のお子様との関わり方

生後4か月になるとますます快と不快についての反応が明確になってきます。おむつを変えた時に「すっきりしたね」と話しかけたり、入浴した時には「気持ちいいね〜」と声をかけて、身体の清潔が気持ちいいことと伝えてみると良いでしょう。また、お子様自身も笑いかけてくれるようになったことで今までの一方通行の愛情表現から相互での愛着を形成していくことができるようになります。お子様が笑いかけてくれたら笑い返してみるとよいでしょう。また、お子様が何かお話ししていたら「いっぱいお話しできたね」「おしゃべり上手だね」と声をかけ、反応を返してみましょう。

生後4か月になるとおもちゃなどを口に入れてしゃぶるようになってきます。舌を使って物の感覚を学んでいる時期です。おもちゃなどは口にいれても問題ないものを用意し、殺菌・滅菌管理をする必要はありませんが水洗いなどで清潔にしておくと安心ですね。しゃぶったことによってけがをしてしまう可能性のある鋭利なものやガラス製品などはお子様の手の届かないところにおいておくようにしましょう。

生後4か月のお子様との遊び方 

首がすわり始め、首をしっかり支えた横抱きから、少し支えるか支えなしで頭部が安定して縦抱きができるようになります。それによって見える世界が広がり、好奇心が芽生えだす時期ですので、散歩などをして積極的に外の景色を見せてあげるのも良いでしょう。外に出なくても縦抱きをして家の中を回るだけでもお子様にとっては充分な刺激となりますので無理に外出せずに外の気候やお子様の体調を見て行ってみてください。

首がすわるようになると「ぎっこんばったん」という引き起こし遊びができるようになります。あおむけの赤ちゃんの両腕の二の腕のあたりをしっかり持って、ゆっくりと引き起こして、ゆっくりやさしく降ろします。この遊びによってからだの中心に自然と力が入るようになるため、おすわりや寝返りにつながるとも考えられています。

音のなるおもちゃを鳴らしながらお子様の視界の中で移動をしてあげ、お子様に目で追ってもらう遊びも簡単にできてオススメですよ。