生後10か月の発達と関わり方・遊び方

ついに生まれてから月齢が二ケタとなりましたね♪さらに動きが活発になり行動範囲が広がってくる時期です。この時期の成長や発達、遊び方についてご紹介します。

身体面の発達

生後10か月になると、見た目の体形が乳児から幼児になってきて、徐々に乳児から幼児に近づいていることを実感できるかもしれません。

生後約10か月になるとさらにハイハイが上手になり、スピードもアップしていきます。また、自力で座った姿勢からつかまり立ちができる子が増えてきます。一瞬ですが手を放し、立った状態になることもできます。早い子だとつたい歩きがみられることも。

指先がさらに器用になり、細かいものを親指と人差し指でつまめるようになり遊びの幅も広がってくるでしょう。

さらに10か月を過ぎると乳歯が生えてくるお子様が増えてきます。お子様によっては上下4本の乳歯が見られてくる子もおり、しっかりとブラッシングが必要になります。

精神面の発達

生後10か月は人見知りのピークと言われています。そのため、まだまだ後追いをしますし、今まで後追いをしなかったというお子様でもこの時期から後追いがみられることもあります。また、好き嫌いもはっきりとして、怒って泣くなどの意思表示がみられる時期です。

大人をよく観察し大人の真似がさらに上手になります。バイバイ、ぱちぱち、いないいないばあなどの動作ができるようになります。また、大人が見ている方向を一緒に見ながら目標を指をさすということもできるようになります。

この時期からメディアに興味を持つようになるため、スマホの画面やテレビ画面などに興味を示し、集中して見られるようになってきます。時間やルールを決めて活用してみてくださいね。

生後10か月の関わり方

生後10か月は喃語がさらに増えて早い子では「まんま」など意味のある言葉を発する子もいます。もちろんまだまだ意味のある発語がない、喃語が少ないという子もいるでしょう。全てのお子様に共通して、喃語を話し始めたら相槌を打つなどして反応を見せてあげることがおすすめです。反応することによりさらに喃語が増えます。例えばお散歩中に犬を見かけたら「わんわんだね」、車を見かけたら「ぶーぶーだね」等、言いやすい言葉をかけてあげることで喃語が増えてくる場合もあります。少しずつ言葉(喃語)や指差しなどで意思を伝える様子がみられ始める時期ですので、お子様が何か求めていると感じたら「これかな?」など確認しながら対応してみるといいでしょう。

生後10か月の遊び方

生後10か月になると自分の意志で音に合わせて体を動かせるようになりますので、かんたんな手遊びを一緒にできるようになります。「一本橋こちょこちょ」や「結んで開いて」といった遊びを一緒に楽しんでみましょう。つかまり立ちができるようであれば、手を持ったり、つかまりながら音楽に合わせて体を動かす遊びもよいですね。またダイナミックな遊びも楽しめるようになります。仰向けのまま上に持ち上げて飛行機のように両手を伸ばして飛行機ごっこをしてみたり毛布に乗せてママとパパで両端をもって持ち上げてハンモックのように揺らしてあげるような遊びも楽しめます。

それまでは自分とおもちゃしかなかった世界から、おもちゃを通じてママやパパと遊べたり繋がることが分かりだす時期です。たくさん話しかけながら一緒におもちゃで遊んだり、ちょうだいなどのやりとり遊びもよいですね。

一人でお座りができていれば公園で遊ぶのもおすすめです。草や土の上に座って周りを見るだけでもお子様には充分な刺激になります。公園遊びは周りに大きいお子様がいるかどうかや、地面に危ないものが落ちていないかを充分に確かめてから行いましょう。まだ、何でも口に入れてしまう時期ですので、お子様の誤飲や誤食にも十分に注意しておきましょう。